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いつの世も女性を魅了する色彩「紅」

紅とは、紅花の花弁にわずかに含まれる赤色色素のこと。紅花の原産地は中近東・エジプトといわれ、シルクロードを通って中国に伝来し、日本には3世紀中頃に半島を経て伝わったと考えられています。
いにしえより、日本において「赤」は魔を祓う神聖な色とされ、神事や化粧に用いられてきました。なかでも紅の赤は、女性の通過儀礼や年中行事に使われた特別な色。血の巡りを良くする作用があると信じられていた紅は、女性の体を病気から守る一種の薬とみなされてきたこともあり、染料をはじめ、化粧料や食用の着色料として、出産、雛祭り、七五三、婚礼、還暦など、女性の人生の節目に彩りを添えてきました。
伊勢半本店の小町紅は、この希少な「紅」だけで作られる、日本の伝統的な口紅です。原料には、山形県産の最上紅花を使用。江戸時代から受け継がれてきた製法で、丹精込めて仕上げた紅は、赤色の反対色に近い玉虫色の輝きを放ちます。この輝きは良質な紅の証。黄金色の紅花が玉虫色に変わる神秘は、今なお私達の心を魅了し、時を越えて女性を美しく彩ります。

創業者の思いを今に受け継ぐ、伊勢半本店

かつて、京都を中心に作られていた紅。化粧習慣が一般庶民にまで普及していくに従い、江戸でも作られるようになります。
伊勢半本店が、紅を製造・販売する紅屋として現在の日本橋小舟町に創業したのは、文政8年(1825)、江戸の町人文化が花開いた、江戸時代後期にあたります。初代・澤田半右衛門は、紅小間物問屋で20余年の奉公の後、独立。たゆまぬ努力に試行錯誤を重ねた末、京都製の紅に劣らぬ玉虫色の紅を完成させました。半右衛門が生み出す美しい玉虫色の輝きは、たちまち江戸で評判になったといいます。この、創業者のもの作りに対する真摯な姿勢と秘伝の製法は、今日に至るまで、歴代の紅匠(紅職人)により受け継がれています。


明治期の伊勢半店構え
『東京商工博覧絵』・明治18年(1885)刊行・国立国会図書館所蔵

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