• HOME
  • 紅とは
  • 商品のご案内
  • 紅ミュージアム
  • お問い合わせ
  • 会社概要
  • 紅ブログ

紅とは<伝統の紅作り>

門外不出の匠の「技」

紅の製法は、紅屋にとって秘伝中の秘伝です。
代々口伝で受け継がれ、門外不出とされたその技は、まさに紅屋の誇り。より美しい玉虫色の輝きを求め、磨き培われてきた紅作りの技は、歴代の当主と、当主に認められた紅匠(紅職人)によって今日に受け継がれています。
紅花から抽出した自然の「赤」を、玉虫の「紅」にまで昇華させた匠の「技」。それこそが紅の魅力を雄弁に語るのです。

良質な最上紅花から紅餅を創る

山形県の最上紅花の開花期は7月上旬から中旬です。咲いた紅花の花弁を摘み取り、「紅餅」に加工してから紅屋や染物屋などに卸されます。紅餅は保存が効く上に、乾燥花より赤い色素が多く抽出できるという利点があるため、江戸時代の昔より、紅餅に加工してから出荷されていました。現在でも山形県では昔ながらの加工法で紅餅が作られています。

[紅餅作り工程]
(1) 花弁を摘み取る。
(2) 花弁についた石や砂、虫などの異物を取り除き、水洗いする。
(3) 手でよく揉みながら黄色い色素を洗い流し、日陰で朝・昼・晩と水を打ちながら発酵させる。発酵が進むにつれ、花弁の赤味が強くなる。
(4) 発酵した花弁を臼に入れて搗(つ)き、いったん団子状に丸めてから煎餅状に潰す。
(5) (4)を天日干しすれば、紅餅の完成。
 

玉虫色を作り出す熟練の勘

紅匠は、幾工程もかけて紅餅から純度の高い赤色色素を取り出します。長年の経験で培った熟練の勘が、玉虫色の紅を作り上げます。

[紅作り工程]
(1) 紅餅を水に浸け、アルカリ溶液と酸液を加え、紅液を作る。
(2) 紅液に「ゾク」と呼ばれる麻の束を浸し、赤色色素を染め付ける。
(3) 染め付けたゾクを搾り、赤色色素を取り出す。
(4) 羽二重をかけたセイロに(3)を流し入れ、余分な水分を切る。
(5) 羽二重の上に残った泥状の紅を集め、紅箱に入れて保管する。
(6) 猪口などの内側に刷(は)く時は、適量の紅を紅箱から取り、刷毛でムラなく伸ばす。
(7) 自然乾燥させれば、小町紅の完成。