伊勢半本店紅ミュージアムでは、10月13日(土)~11月25日(日)にかけて、第3回企画展「江戸の装藝~よそほひの美と技」を開催いたします。
本展では、江戸時代の女性の服飾風俗を、選りすぐりの資料とともにご紹介いたします。
長く続いた江戸時代、服飾界の流行にも様々な変化がありました。本展では、江戸の装いの変遷を概観し、かつ当時のファッション小物・「嚢物」(袋物・ふくろもの)を展示いたします。
私達が服だけでなく、靴や鞄・財布・時計・アクセサリーなどにもこだわるように、江戸の女性もファッション小物には非常に高い関心を持っていました。嚢物は、江戸の「粋な装い」に不可欠な自己主張アイテムだったのです。
代表的な嚢物には、煙草入れや懐中鏡入れ、紙入れ、筥迫(はこせこ)などがありました。これらのデザインは多彩で奇抜、今尚色褪せない江戸の人々の感性が息づいています。現代の職人では再現不可能な、江戸職人ならではの高度な技術が注がれた至高の工藝品「嚢物」を、この機会に是非ご覧ください。
【展示資料】煙草入れ・懐中鏡入れ・紙入れ・筥迫・楊枝入れ・箸差し・腕守・懸守・小紋の裃・古裂帖など約60点
◆会期;10/13(土)~11/25(日)
◆企画展観覧料;500円
◆企画展協力;其角堂コレクション