紅ミュージアムと同じく、骨董通りにある、青山きもの学院。
毎年、春から初夏の時期に、何回かに分けて、生徒さんたちが見学に来てくださいます。
今年も、計4回、講師の方の引率のもと、ご来館くださいました。
まずは、資料室をミュージアムアテンダントがご案内しました。
最初に、山形県最上地方で紅花がどのように摘み取られ、加工され、紅屋に運ばれるか、そして、紅屋でどのようにして紅が作られるか、その工程を説明すると、みなさん、興味津々でした。
続いて、江戸時代の化粧文化についてご案内しました。
文化・文政期に流行ったとされる笹紅（紅を塗り重ねて玉虫色に輝かせる化粧法）や、白粉化粧、お歯黒など、特徴的な化粧文化にも、大変関心を持っていただきました。
その後、サロンにて、実際に紅点しをしていただいたり、べにばな茶を楽しんでいただいたりしました。
着付け教室に通われているみなさんなので、日本の伝統的な紅に、興味を持ってくださる方が多くいらっしゃいました。
紅は、もちろん洋装にも似合いますが、着物や浴衣など、和装には抜群に似合います。
ぜひ、着物と紅のセットで、伝統的な装いを、多くの方に楽しんでいただきたいです。
紅ミュージアムでは、常時、団体見学を受け付けております。
団体見学をご希望の場合は、事前にお電話でお申込みください。
TEL 03-5467-3735（火～日曜日 10：00～18：00）
また、個人でご来館の場合も、資料室をご案内できますので、お気軽にお声かけください。
