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10/24(土)「江戸の化粧再現講座」~秋の外出時の化粧編~を開催しました

10月24日(土)に、「江戸の化粧再現講座」~秋の外出時の化粧編~を開催しました。
4月に続いて、今年度2回目の「江戸の化粧再現講座」では、“秋の外出時の化粧”と題して、秋ならではの肌の悩みをカバーする、江戸時代のお化粧の工夫をご紹介しました。
 

 
乾燥が始まる秋の季節、肌はくすみがちです。そのくすみをカバーするために、紅を使います。江戸時代の化粧の指南書にも、秋の化粧は時節柄、肌がくすみがちなので、肌が明るく見えるようなベースを作ってから化粧をしましょう、とあります。
ベースに紅を使いますが、それを「下紅粉(したべに)」と言います。
 

 
白粉の前に、まず、目尻から頬にかけて紅を塗るのですが、驚くほど、肌が赤くなります。参加者の皆さんの中には、一度赤くなったところから、どのように白い肌ができるのだろう、と不安に思った方もいたかもしれませんが、見る間に美しい白い肌が仕上がっていきました。
 
秋のお化粧では、白粉の濃さは「中化粧(ちゅうけしょう)」といって、中くらいの濃さで仕上げます。
首筋の白粉は濃いめで、耳の前後もしっかりと塗ります。
 

 
白粉化粧が終わった後は、紅を、唇やまぶたにも点していきます。乾燥の季節は、お化粧自体も手早く済ませなければ、白粉がひび割れてしまいます。今回も、メイクアップアーティストの華麗なお化粧で、美しい江戸化粧が完成しました。
 

 
美しい、秋のお化粧の完成です。
参加者の皆さんも、思わず、たくさん写真を撮られていました。
 
 
今年度の「江戸の化粧再現講座」は、2月にもう1回開催します。
 
「江戸の化粧再現講座」~白粉化粧・比較編~
日時:2016年2月6日(土) 14時~15時
参加費:500円(紅染めの和菓子付き)
内容:「白粉化粧・比較編」と題し、未婚女性と既婚女性の白粉化粧の違いを、学芸員の解説付きで、デモンストレーションとともにご紹介します。
まだ、お席がありますので、参加を希望される方は、伊勢半本店 紅ミュージアムまでお申込みください。(TEL 03-5467-3735)