リニューアル開館した直後の2019年11月9日(土)、10日(日)に開催されたミュージアムキッズ!全国フェア2019 in AWAJIに参加してまいりました。
主催のこども☆ひかりプロジェクトは、東日本大震災の復興支援のためにスタートした取組みで、全国のミュージアムが参加しています(事務局:兵庫県立人と自然の博物館)。
年に一度の全国フェアでは、子どもたちに体験を通じて自然科学や芸術文化に触れてもらおうと、北海道から沖縄まで、全国から多種多彩な分野のミュージアムが集結します。
今回の会場となった国立淡路青少年交流の家は、淡路島の最南端に位置します。
両日ともお天気に恵まれ、会場からは美しい海が眺められました。
紅ミュージアムは講堂の一角にブースを設置。
<「紅」ってどんな色? 紅作りじっけんとお化粧たいけん>と題し、ユーススタッフと共に黄色い最上紅花の花弁から赤色色素を抽出する実験と、紅点し体験を行いました。
実験では紅染めのミサンガをお持ち帰りいただきました。
仙台、京都など都市部での開催に比べると来場者数は落ち着いていたのですが、その分、ひとりひとりの子どもたちとじっくり向き合うことができました。
紅点しは恥ずかしがる子も、恐る恐る爪に試した途端、ぱぁっと笑顔を見せてくれました。
当館のブースには、2日でのべ150人の親子が参加してくれました。
初日に参加して楽しかったからと、翌日早朝に、別のお子さんを連れて再び実験に参加してくださったお父さんもいらっしゃいました。
この体験が、子どもたちの好奇心の片隅にひっかかってくれたら嬉しいです。
初日終了後には勉強会があり、私たちも交代で他館の趣向を凝らしたワークショップを体験させてもらいました。
学芸員も、運営担当も、ユーススタッフも、館の垣根を越えて楽しげに、そして全力で子どもたちと接している姿にたくさん刺激をもらった二日間でした。
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