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文部科学省「青少年の体験活動推進企業表彰」にて審査委員会奨励賞受賞

この度、伊勢半本店は、子どもたちの体験活動に関する企業の優れた取組みに対し、文部科学省が行っている「青少年の体験活動推進企業表彰」にて審査委員会奨励賞を受賞しました。
(令和元年度:エントリー74社/優秀企業10社、審査委員会奨励賞8社)
対象となった事業は、2018年の夏休みに紅ミュージアムで開催した親子ワークショップ「いろのふしぎ」―さわって・えがいて・みんなでみよう―です。
 

 
このワークショップは、伊勢半本店が製造する「小町紅」が、黄色の花びらに僅か1%含まれる赤色色素から作られ、乾くと玉虫色に輝き、それを水で溶くと鮮やかな赤色に変化する、という紅づくりの工程の色の変化に着想を得て、美術家・前沢知子さんと企画したものです。
 
子どもたち(対象:5歳~小学3年生)が全身を使って絵具で大きな絵を描く制作ワークショップ「さわって・えがいてワークショップ」(8月16日実施)と、その作品を前沢氏が再構築し、制作したインスタレーション作品を対象に行う鑑賞プログラム「みんなでみようワークショップ」(8月23日実施)で構成されました。
*インスタレーション作品は、前沢知子「組替え絵画2018-間-」として、8月24日から9月17日まで紅ミュージアムB1Fにて展示しました。
 

前沢知子「組替え絵画2018-間-」
 
制作ワークショップでは、自宅や学校とは違う「非日常の空間」で、初めて会う参加者たちとともに創造的な活動をすることで、ひとりでは味わえない、協同作業でこそ得られる創作の楽しみや驚きを感じてもらうことができたのではないでしょうか。
 

 
鑑賞プログラムでは、自分たちが制作した平面作品を、ワークショップの講師であり美術家の前沢さんが立体作品化して鑑賞の対象としたことで、親しみを感じる作品を前にし、のびのびと鑑賞を楽しんでいたように感じました。
この時間を通じて、子どもたちの鑑賞の力を育むことに貢献できたのならば幸いです。
 
 
 
 
紅ミュージアムでは、年間を通じて、紅の歴史や文化、ミュージアムの展示及び収蔵品等に関連した講座を多数実施しています。
今回の受賞を励みに、紅ミュージアムの講座が、新しいことを知るきっかけとなり、それについてもっと深く知りたい・学びたい、という好奇心や熱意に応えられるものであるよう、さらに充実したラインナップを企画して参りたいと思います。
 
*本受賞について、伊勢半グループの公式ウェブサイトにも、CSR活動のニュースとして取り上げられています。あわせてご覧ください。
  
 
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