マスク着用が生活の新様式となり、図らずも自身の口臭に気付いたという人が少なくありません。今日、口腔衛生意識はますます向上し、デンタルケア・オーラルケア関連用品が豊富に展開していますが、そもそも日本において歯ブラシや歯磨き粉類の商品化が進み、広がりをみるようになるのは江戸時代以降のことです。しかしながら当時は、歯科医療が未発達なために治療法は限られ、中高齢者になると一気に歯の喪失が進みました。本展では、江戸時代後期から明治時代の「歯」を巡る習慣や信仰と共に、ケアグッズや義歯(入れ歯)などをご紹介します。
協力:神奈川県歯科医師会 歯の博物館
※常設展示室内の一部で行うミニ展示です。
展示期間:2021年4月27日 6月1日(火)~7月17日(土)
開館時間:10:00~17:00
休 館 日:日曜日・月曜日、創業記念日(7月7日)
観 覧 料:無料