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通年ワークショップ【紅染つまみ細工作り入門】をご紹介します

新人スタッフが通年ワークショップ【紅染つまみ細工作り入門】について、ご紹介いたします。
こちらのワークショップでは、紅(べに)で染めた濃淡さまざまな絹布を使い、つまみ細工でお花を作り、クリップやヘアアクセサリーなどのオリジナル小物が作れます(対象:小学校高学年以上、つまみ細工初心者向け)。
 
一番のおすすめポイントは、紅で染めた絹布を用いて作れることです!
 

 
紅染の「紅」は、紅花からとれるわずか1%の赤色色素のことです。
 

 
紅は古来、染料として使用されることが多く、紅の濃度や染める回数により“韓紅花(からくれない)” や“薄紅(うすべに)” などの名がつけられています。貴重な色のため、かつては高貴な方のみが着用を許された色でした。
 

 
その貴重な赤色を楽しんでいただけるよう、濃淡様々な紅染めの絹布をご用意しました。
 

 
ここからは、実際のワークショップの流れを体験風景と合わせてご紹介します。
 

 
まず初めに、タブレットを見ながら紅がどのように使われてきたのか、また現在どのように使われているのかをご覧いただきました。
 

 
紅は、染料や化粧品としてだけでなく、和菓子などの食べ物を染める食紅や、浮世絵の画材にも使われています。また、お寺や神社のお札に文字を書くために使われています。
 

 

 

「達男気性競 金神長五郎」伊勢市版【復刻】 歌川国芳 画 紅ミュージアム蔵
 
紅の幅広い使い方について知っていただき、いよいよつまみ細工作りのスタートです!
 
花びらの形の種類は大きく分けて2種類です。
柔らかな印象の、“丸つまみ”
 

 
凛とした姿の、“剣つまみ”
 

 
作りたい花びらの形を決めたら、絹布の色を選びます。色の組み合わせ次第でお花の雰囲気が変わるので、「どうしよう~」とみなさん楽しそうに悩まれていました。
 

 
絹布の色を選び終えたら、花びら作り。講師スタッフが作り方を実演します。楊枝にボンドをちょんちょんとつけて、絹布に塗りながら折っていきます。
 

 
”剣つまみ”の見本が出来上がりました。
  

 
実際に作っていきます。皆さん、小さな花びら作りに苦戦しながらも楽しそうに作っていました。
 

 
花びらが出来上がったら、次は葉っぱ作り。こちらの素材はちりめんです。つまみ細工ではちりめんを使うことが多いので、絹布との違いを感じることができます。
 

 
葉っぱ作りは少しむずかしく、何度か講師スタッフに聞きながら、1~2枚の葉っぱを作りました。
 

 
葉っぱができたら、台紙に花びらをボンドでつけていきます。台紙は可愛らしいちりめんでくるまれています。
 

 
花びらを並べる順番でもお花の印象が変わるので、「こうかな~?」と並び方を何度も試してから台紙につけるお客様が多かったのが印象的でした。
 

 
葉っぱもつけます。ここも悩みどころ!葉っぱの位置でお花の印象が変わるのです。
 

 
お花と葉っぱを土台につけ終えたら、花芯にするパールビーズをつけます。
 

 
ラストスパートに入り、集中力がピークになる瞬間です!
 

 
最後にお花を土台につけて完成です。土台は、木製クリップ、ヘアクリップ、ヘアコーム、ブローチの中からお好きなものをお選びいただけます。
 

 
そして…ついに、世界に一つだけの紅染つまみ細工の完成です!
 

 
お客様たちが作った作品を嬉しそうに眺めている姿を見て、私たちも嬉しくなりました!
 

 
完成品は箱に入れて、お持ち帰りいただけます。
 

 
古来、赤という色には災厄を避ける、魔除けの効力があると信じられてきました。紅も同じ意味を持ち、身に着けると良いとされています。とっておきの日のアクセサリーにしたり、日々の癒しに眺めたりと楽しんで頂けると幸いです。
 
是非、紅染めのつまみ細工を楽しみにいらしてください。
お待ちしております。
 
参加方法はこちらから。

 
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