紅ブログ
6月16日 赤坂青山子ども中高生共育事業「親子でチャレンジ! 紅染め&コサージュ作り体験」
「赤坂青山子ども中高生共育事業」(以下、共育事業)は、港区の赤坂・青山地区にて、地域の子どもたちに向けて活動している団体のネットワーク事業です。
学校や児童館、図書館、企業、そして博物館・美術館などが参加しています。
伊勢半本店 紅ミュージアムも、2015年度より参加し、活動しています。
2019年6月16日(日)、共育事業の一環として、同じく参加団体である東京ソワールさんとのコラボ企画「親子でチャレンジ!紅染め&コサージュ作り体験」を、紅ミュージアムにて開催しました。
東京ソワールは、今年創立50周年を迎えたフォーマルウェアの会社です。
ドレスなどのフォーマルウェアの端切れを使った子ども向けのワークショップなど、日頃からCSR活動を積極的にされています。
今回は、紅ミュージアムのいつもの紅染め講座とは違い、東京ソワールさんが準備してくれた、ドレスの端切れの布やレースを紅染めし、それを使って服や髪を飾るコサージュ作りをしました。
まずは、紅染めから。
紅花の黄色の花びらから、たった1%の赤色色素「紅」を取り出し、染液を作るところから始めます。
きれいな染液になるよう、家族や、同じグループの参加者と力をあわせて作業をしました。
染液ができたら、東京ソワールさんが用意してくれた布やレースを染めます。
染液がよく行き渡るよう、しっかり揉み込みます。
きれいな色に染まりました!
コサージュ作りをするには、布やレースをしっかり乾かさないといけないので、しばし乾燥タイム。
その間、参加者の皆さんは展示室に移動し、ワークシートのクイズを解きながら展示見学。
紅づくりの道具や、江戸時代の化粧道具を実際に見ることができました。
見学後、女の子を中心に、希望者は紅点しも体験!
会場に戻り、東京ソワールさんから、フォーマルウェアについてお話を聞きました。
結婚式やお葬式、入学式や卒業式など、私たちの生活の中には、フォーマルウェアを着る機会が多くあります。
いざ着る時に困ってしまわないよう、冠婚葬祭の意味や、フォーマルウェアの使い分けなど、保護者の皆さんも聞き入ってしまう豆知識を、いろいろと教えていただきました。
そして最後は、いよいよコサージュ作りです。
低学年の参加者も多く、ハサミを使っての細かい作業など、子どもたちだけでは難しい部分もありましたが、保護者やスタッフに手伝ってもらいながら、頑張って作っていきました。
出来上がりがこちら!
布やレースなど、生地によって染まり具合が違うので、自然とグラデーションが生まれ、とても素敵な仕上がりになりました。
自分で作ったと思うと、完成の喜びもひとしおです。
早速、服や髪につけて帰る子もいました♪
今回は、紅ミュージアム単独ではできないワークショップを、共育事業のコラボ企画ということで実現することができました。
お世話になった東京ソワールの皆さん、共育事業事務局の小学館集英社プロダクションの皆さん、どうもありがとうございました!
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