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テーマ展示「126年前の小間物寿語録から化粧品を見てみよう」
テーマ展示「126年前の小間物寿語録から化粧品を見てみよう」
すごろくはサイコロを振り、出た目によってコマを進め、あがりの区画に早く入った者を勝ちとする盤上遊戯(ボードゲーム)です。かつては、家庭でできる娯楽として子どもたちの遊びの定番でした。
「東化粧美人寿語録(あずまけしょうびじんすごろく)」とは、明治時代に東京の小間物組合が創刊した機関紙『東京小間物商報』の明治30年(1897)1月5日号の付録で、小説家の骨皮道人が考案し、挿画を小林清親が描きました。この二人は、明治27年(1894)から刊行した『日本萬歳 百撰百笑』でもタッグを組んでいます。
明治中期という時代は、国内の化粧品製造者の数も増え、西洋の進んだ科学技術を学び、品質の向上に努めた時期です。本すごろくは当時の化粧品業界の品揃えと繁盛を、親しみを込めコミカルに描いています。化粧品が近代化されていく有り様と業界周辺の雰囲気を一目できる興味深い資料です。
※常設展示室内の一部で行うミニ展示です。
会 期:2023年8月8日(火)~ 9月9日(土)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休 館 日:日曜日・月曜日
観 覧 料:無料