講座・イベント

川崎 精一・たなか ふみえ


「未来の匠」―有田焼  ふたり展―

伊勢半本店 紅ミュージアムで開催した「佐賀県有田焼創業400年記念企画展『悦楽の磁器 有田の化粧道具』」併催企画。

有田の地で独自の作品作りに取り組む作家2名とのコラボレーション。古典模様を取り入れたオリジナルの世界観を楽しませてくれる、たなか氏。光が透けるほどの彫りで陰影の優美な表現を青白磁に手がける川崎精一氏。それぞれの思いが込められた特別な小町紅です。
 
写真上、(左)たなかふみえ(右)川崎精一


川崎精一
1975年、佐賀県有田町生。
窯業大学校卒業で焼物の基礎を学ぶ。卒業後、同大学嘱託員、焼物メーカー勤務を経て、1999年に独立し、精華窯を築窯。「影彫り」の技法やロクロ挽きはほぼ独学で、一切の色を使わずに彫りだけで花弁の可憐さや優雅さが表現できるのは、圧倒的なデッサン力によるものである。 全国各地の作品展を出品し、多くの受賞歴を持つ。現在、日本工芸会正会員、佐賀県陶芸協会会員、有田陶芸協会会員。
たなかふみえ
東京都杉並区生。
文化女子大学短期大学部卒業後、同大学研究室の非常勤副手、商社勤務を経て、1999年に有田町へ移住。有田窯業大学校で絵付けを学び、卒業後は町内の窯元へ就職。仕事の傍ら、自身の作品作りも行うようになり、7年半勤めた窯元を退職し2014年に独立。以降、各地で作品展を開催している。