コレクション
文献資料
紅花送手板
宝暦13年(1763)7月8日
手板とは、遠距離輸送に使用した一種の納品目録。荷主(発送者)や荷受問屋(輸送経由地の受領者)、品物の名称あるいは銘柄、数量、輸送先までの概算運賃を記したもの。本資料は、山形三日町の紅花商人佐藤長右衛門が京都紅花問屋へ紅花を出荷した際に荷へ付したもの。『都風俗化粧伝』巻之上、中、下
序 源重成 文化10年(1813)版の後刷 / 佐山半七丸 著 /速水春暁斎 画
文化10年(1813)に刊行された総合美容読本。上中下の3巻からなる。 化粧の手順やポイントを詳解し、髪や手足のケア、体型別着こなし術など身だしなみ全般に及んだ内容になっている。『女重宝記』
元禄5年(1692) / 艸田寸木子(苗村丈伯)[著] 共同刊行;萬屋清兵衛(江戸)、伊丹屋太郎右衛門(大坂)、吉野屋次郎兵衛(京都)
江戸時代の女子の教訓書。習得しておくべき作法や心得、諸芸などを絵入りで説く。『化粧眉作口伝』(写)
延宝年間(1673-81)以降 / 水島卜也[撰]
上流階級の礼法としての化粧法を絵入りで記す。原本の成立は延宝年間(1673-81)とされており、内容は延宝頃あるいはそれ以前の化粧の有様を伝えたものであろう。本資料は後代の写本。